普段はJR原宿駅や、地下鉄も表参道駅の方が利用頻度が高いので、たまたまです。
それで、千代田線(東京メトロ)に乗り込んでふと気付いたこと。
駅名表記の「明治神宮前<原宿>」って、前からだったっけ??
明治神宮前駅と言えば、都内近県在住で頻繁に地下鉄を利用する人であれば、「駅名は違うけど、明治神宮前は原宿だから」という感じに、JR原宿駅の目の前に出口がある事は広く知られていると思っていました。
私が地下鉄を使い始めた中学生の頃からそうだったので、私自身はそれほど違和感を感じていませんでした。
この「<原宿>」表記は目立つので、変わった時には自分が気づかないはずは無いのに・・・とちょっと複雑な気持ちになって調べてみたところ、今年の3月からそうなったようです。
東京メトロのリリースニュース
http://www.tokyometro.jp/news/2010/2010-06.html
「明治神宮前駅は原宿エリアにあるということを示し、休日の利用客増加をはかる」ということが目的のようですが、「外国人観光客の方々にも配慮したのかな?」と感じたり(休日の原宿は、首からカメラを下げた観光客風の外国人の方をよく見かけるので)。
ここで思い出したのが、東京メトロの路線を示すマークになっている、あの色とりどりの円です。
以前は「路線ごとに色分けされた円」のマークだったのですが、数年前「各路線の略字(英文字)を真ん中に配置した色分けされた円」のマークに変わり、駅名と一緒に、路線の略字+駅番号の表記が併用されたのでした。この表記は、目的地を記号で覚えて目指すことができるということで、日本語(漢字)が読めない外国人観光客の方、東京の地下鉄に慣れていない方、その他大勢の方々の利便性を向上させたと思います(これは東京メトロだけでなく都営地下鉄も同時でした)。
サインシステム、ちょっとしたことが大きな効果をもたらす。
時代のニーズに応えて、どんどん進化してほしい。
恩恵を受ける私たちにとってはちょっとしたことでも、きっと大きな経費がかかっているはずですが。
サインシステムは時代とともに変化して、私たちの幸せにつながるもののひとつなんだな、と考えたりした一日だったのでした。